ヒタッ・・ヒタッ・・・

足音だけが妙に響く。
「わっ!!!!」

真理奈が突然叫ぶ。
「きゃああああああっ!!?」

「もー!奈月声でかー」
二人に笑われて私は本当に恥ずかしかった。
「ううー・・・」
私がうずくまったときだ。

「・・・・・。ねー」
「え、二人ともなんか言っ・・「ねー」

女のこの声が響き渡る。

「な・・・なに」

「私イタイノ」
女のこがちかよってくる。

「・・・。」

「かえろ・・っっ!」
私たちはいっせいに走り出した。

「きゃあああっっ!!!!ごめんなさいいい!」

そう叫んで。