「…へぇー。それで?」
「それでって?」
「…いや、進展は?」
「…。」
確かに確かに
一緒には教室にはきた。きたよ?
でも手を繋いだりキスしたり、、
そんな進展あるかっっっ
「そうでしょーねー。
だったら今頃苦労してないもんねー」
なんだよ。このつんでれ。
てかてか、
「…エスパー?」
「…なわけあるか。
声駄々漏れ。顔、顔面凶器。」
いや、あのね?
最後の言葉いらないよね?
いや絶対いらないはず。
確かに彼女、あたしの親友こと
高校2年生 大野舞美は
これでもかってくらいの美人さん。
肌はものすごく白くて
漆黒の髪がより肌の白さを際立たせる。
切れ長の目は誰かを寄せつけるほどのもの。
そんな美人さんに加え
さばさばしてきっぱりものをゆう
姉御肌てき存在で好かれていて
これまたモテないはずがない。