真白の席は私の隣で。






「なに、頼。考え事?」








そんな顔して笑わないでよ。

真白は私の肩に触れようとした。
さっきシホサンに触った手で。






「…触んないで!」







バシッ







「…え。」







「…あ、ごめん。ちょっとトイレ行ってきます…。」







「…頼さん、荒れてんね〜…。」







「…まぁな、」








私はトイレに駆け込んだ。