私たちは小学生時代の同級生だった
私はそうたのことが好きだった。でも誰にも言えなかった。親友がそうたのことを…
好きだったから…
「ねぇー知ってるー?颯汰って引っ越すん

だってさー」

「え?まぢかー。そうたって意外とモテるから、佑衣とかめっちゃ悲しむじゃん」

私はこの話を聞いてしまった

そして小学校卒業までずっと嘘だと
思い込ませていた

そして卒業式当日

私はそうたの顔をしっかりみて
もうこれが最後なのか…という悲しみを
こらえていた

佑衣はこらえきれず泣いていた
ほかの友だちには卒業をするのが悲しいからって嘘ついて、親友の私には話してくれた

でも私はそうたのことを好きだったことを
言えなかった

中学校を入学して私はもう誰にも恋が出来なくなっていた

佑衣は新しい恋を見つけ、その男子と
付き合いはじめていた