おばあちゃんは
泣き止まない私を
カリカリして面倒を見ることが
多くなってきた。

私はそんなおばあちゃんを見て
余計に泣くのだ。

そんな時
おばあちゃんが私に
してくれたのは

クラシックを聴かせること
だった。

家の中には
様々なクラシックが
毎日溢れだした。

私はそれ聞くと落ち着いて
にっこりし始めた。

最初は試しにやってみただけだったので
おばあちゃんも驚いていたが

「美凪はすごいわね〜
将来何になるのかとても楽しみだわっ」

と言って
私には「感性」があると
思い始めたのだった。