鈴木先生は
私の歩幅に合わせて
歩いくれた。

そして手を連れられて
ついたところは

「みるく」と書かれた
部屋だった。

鈴木先生は
ためらいもなくそのドアを開け

「みんなー!!
新しいお友達ですよー!!」
と大きな声で言った。

私は鈴木先生の顔から
目線をずらして
まっすぐ前をみると
5人くらいの私と同じ体つきの
男女が私をキョトンと見ていた。

私もそれにつられて
キョトンとした目で見た。