しのぶという男性と女の人はお店の中に入っていった。






お店の前で呆然と立つ美空ちゃん。






何時間か立つと美空ちゃんが我に返った。





「ごめんなさい。みっともないとこ見せちゃって。」






美空ちゃん。






「ううん。そんなことないよ。」






本心だった。






私だって泣いている美空ちゃんを見ていたら胸が痛くなった。






「あ、ありがと。」






美空ちゃんは私に微笑みながら言った






こうやって笑うとかわいいな。







「いこっか。」






美空ちゃんは遠慮がちに言って来た。





「う、うん!」





帰り道。