窓から見えたのは、私が前から行きたかった、水族館。



ゆういつ、家族といった場所。



遊園地と一緒になっている。



付き合いはじめた頃にに水族館行きたいって話たっけ? 



覚えててくれたんだ。



「ありがと。」




私は、満面の笑みで輝にお礼を言った。




「ほら、行くぞ。」



顔を赤くしながら輝は、スタスタと歩き出した。



「あれ~?輝照れてるぅ?」



私は、輝の顔を覗き込んだ。



「うっさい。黙れ。」



輝は、そっぽを向いた。



でもその声は少し震えていて・・・。



怒らせちゃったかな?