もう、玲音君が西山市に行ってしまう。
そんな事を考えてしまうと勝手に表情が崩れていく。ママに「笑顔!笑顔!とは、言われるものの…。」
「さぁ!記念撮影しましょ?」
ママの一声でみんな、外に並んだ。
今日は、玲音君ん家のお引っ越しをお祝いするかのような快晴な青空。
前列には、勿論玲音君と私。後列には、ママ達とパパ達。
セルフシャッターにセットしてパパが急いで走って来る。
「ハイ、チーズ!!」
カシャ
と、カメラがきちんと私達の思い出を修めてくれた。
撮影が終わり、私は玲音君に大事なお手紙とプレゼントを渡す。
顔が涙でグチャグチャになってしまって上手く話せない。
「玲音君…いままで、ヒック…本当にありがとう。…絶対会えるの信じてるから…。ヒック…私、決めた!…将来、玲音君のお嫁さんになるから楽しみにしてて…。大好き。…ばいばい。」
私は、自分のありったけの気持ちを素直に正直に伝える事が出来た。
「…姫音ちゃん。僕もありがとう。嬉しい…その言葉、一生忘れない。…大好き!」
と、言って玲音君は振り向かず、振り向くともう、前に進む事が出来なさそうな気がして車に乗り込んだ。
行ってしまった…
私は大きく左右に小さな手を降った。
その場に泣き崩れながらも、ママとパパに頭を優しく撫でられ、何も言わずにゆっくり手を引かれおうちに帰った。
そんな事を考えてしまうと勝手に表情が崩れていく。ママに「笑顔!笑顔!とは、言われるものの…。」
「さぁ!記念撮影しましょ?」
ママの一声でみんな、外に並んだ。
今日は、玲音君ん家のお引っ越しをお祝いするかのような快晴な青空。
前列には、勿論玲音君と私。後列には、ママ達とパパ達。
セルフシャッターにセットしてパパが急いで走って来る。
「ハイ、チーズ!!」
カシャ
と、カメラがきちんと私達の思い出を修めてくれた。
撮影が終わり、私は玲音君に大事なお手紙とプレゼントを渡す。
顔が涙でグチャグチャになってしまって上手く話せない。
「玲音君…いままで、ヒック…本当にありがとう。…絶対会えるの信じてるから…。ヒック…私、決めた!…将来、玲音君のお嫁さんになるから楽しみにしてて…。大好き。…ばいばい。」
私は、自分のありったけの気持ちを素直に正直に伝える事が出来た。
「…姫音ちゃん。僕もありがとう。嬉しい…その言葉、一生忘れない。…大好き!」
と、言って玲音君は振り向かず、振り向くともう、前に進む事が出来なさそうな気がして車に乗り込んだ。
行ってしまった…
私は大きく左右に小さな手を降った。
その場に泣き崩れながらも、ママとパパに頭を優しく撫でられ、何も言わずにゆっくり手を引かれおうちに帰った。