その喜びは良いのだが…
写真立てをどんなのにするのかが大きな問題だ・・・。
私とママは写真立てが売っている範囲を行ったり、来たりしながら、頭を抱えながら悩んだ。
「これ、良いと思うんだけど、柄が女の子っぽっいよね?」

「そうねぇ・・・。難しいわぁ!」
ママでも悩むんだから余程難題だ!

「ママ!これ見て!これ良くない?」

奥の方から私の心をわしずかみした写真立てが静かに置いてあった。

「あらっ!良いわねぇ♪これ良いわぁ♪」

ママも絶賛してる程とっても良いのだ。

ママはレジで会計している間、私は玲音君に書く手紙の内容を考えていた。
もうすぐ4才。
字はまともに書けない。
漢字は尚更、平仮名も難しい。