姫音3才。玲音3才。
二人はご近所さんでいつも二人で遊んでいた。
親同士も仲良かったせいもある。
僕もやっと物心ついた時で幼いながらも姫音ちゃんに恋をしていた。初恋ってやつ?
だから、姫音ちゃん家に親が行く時はいつも楽しみで仕方がなかった。
「玲音〜!姫音ちゃん家行くよぉ。」

「行くぅ!!」
母さんが元気に僕の名前を読んでくれる時は決まって姫音ちゃん家に行くのだ。