私達は暫しの間長い沈黙が続いた。
だって、蜜希が
「玲音と姫音ってお似合い」とか言うから・・・。
二人共思い込んでるんだよぉ。やだよぉ。こんな沈黙。

以外にも沈黙を破ったのは私だった。
「・・・あのさぁ、私ずっと疑問に思ってた事あるんだけど聞いてもいい?」

「何?」
玲音君は息なりの唐突な質問に戸惑っている。
「この際だから聞いちゃうね。私達が初めて出会った時あったじゃん?その時、玲音君に名前教えて貰ってぇ、私も言おうとした時、私の名前知ってたよね?後で分かる。って言ってたけど・・・。どうしても気になっちゃって・・・?」

「あぁ、あの事ね・・・。もう忘れてたかと思ったよぉ。」
笑みを浮かべながら、瞳は真っ直ぐに私を見るので思わず緊張してしまった。
だって、急に真剣な顔になるんだもん・・・。
私も真剣な顔になっちゃうじゃんかぁ。