3年前はここで緊張しながら座ってて、蜜希に声掛けてもらってホッとしたんだよね…
私は自分のパイプ椅子に座り式が流れるままに任せ、ボーッと考え事をしていた。
「姫音ッ!!!うちらここが出会いだったよね…」
急に小声で私に蜜希が声を掛けてきたので、思わず驚いてしまった。
「あッうん…そうだったね!蜜希が私に、声掛けてくれなかったら私…最低な高校生活だったよ…」
「うちも姫音と友達、嫌、親友になれて嬉しかったよ!!」
友達じゃなくて親友…
嬉しかった。
蜜希がこう言ってくれて…
私は素直に大きく頷いた。
この時初めて、友達、嫌、親友がいてよかったと強く実感した。
「卒業証書授与!!」
教頭先生が力強く言い放った瞬間、我に返り、一人一人が卒業証書を受け取りにステージに上る。
「桜井、姫音!!」
「はぃッ!!」
私の番が来るまで待ち構えて、いざ名前が呼ばれた瞬間いつもより大きく返事をして、校長先生から卒業証書を受け取った。
私は卒業証書をジーッと眺めてから指定された場所に優しく置いた。
本当に色々あったなぁ…
玲音と蜜希には本当に感謝してるよ…
もちろん霧龍にも…
“ありがとう”を言い切れないぐらい
「卒業生退場!!」
色々考えていたら、あっという間に式は終了していた。
私達は速やかに教室に移動した。
私は自分のパイプ椅子に座り式が流れるままに任せ、ボーッと考え事をしていた。
「姫音ッ!!!うちらここが出会いだったよね…」
急に小声で私に蜜希が声を掛けてきたので、思わず驚いてしまった。
「あッうん…そうだったね!蜜希が私に、声掛けてくれなかったら私…最低な高校生活だったよ…」
「うちも姫音と友達、嫌、親友になれて嬉しかったよ!!」
友達じゃなくて親友…
嬉しかった。
蜜希がこう言ってくれて…
私は素直に大きく頷いた。
この時初めて、友達、嫌、親友がいてよかったと強く実感した。
「卒業証書授与!!」
教頭先生が力強く言い放った瞬間、我に返り、一人一人が卒業証書を受け取りにステージに上る。
「桜井、姫音!!」
「はぃッ!!」
私の番が来るまで待ち構えて、いざ名前が呼ばれた瞬間いつもより大きく返事をして、校長先生から卒業証書を受け取った。
私は卒業証書をジーッと眺めてから指定された場所に優しく置いた。
本当に色々あったなぁ…
玲音と蜜希には本当に感謝してるよ…
もちろん霧龍にも…
“ありがとう”を言い切れないぐらい
「卒業生退場!!」
色々考えていたら、あっという間に式は終了していた。
私達は速やかに教室に移動した。