ガラッ!!!

「あッれぇ!?もしかして、うち邪魔しちゃった系ですかッ!!??」

びっしりと隙間がないくらい抱き合ってる私達に、ニヤニヤと蜜希が忍び寄ってくる。


私と玲音は同時に顔を合わせると、真っ赤になってお互い、自分の席に姿勢正しく着席した。


「へぇ〜ッ♪やるわねぇ!ひ・め・ね・チャン♪玲音が日直だから、上手く利用したって事か♪イチャこいてぇ!!この、このぉ!!」

蜜希は怪しい笑みを浮かばせ、私の隣にちゃっかり、来ちゃって私を肘でつついた。


「蜜希ったら!!誤解だよぉ!でもイチャついてたのは、本当かなぁ!?」

私は蜜希に対抗するように、言った。

「まったく!!…うちと來夢だってラブラブだもぉん♪熱くて、熱くて仕方がないくらいねぇだッ♪♪」


蜜希ったら完全に対抗意識燃やしてるし…

私は思わず笑ってしまった。隣で玲音も大笑い。


「私と玲音だってラブラブだよ?ねッ!?」


「おぅ♪熱くて仕方ねぇんだよ?俺等もな♪…てか、今度ダブルデートしようぜッ♪」


玲音ったらナイスアイディア!!


「いいねぇ♪ダブルデートしよう!しよう!!」

私と蜜希は玲音の提案に大賛成し、3人の楽しそうな笑い声が教室中に響き渡った。