待ち合わせ場所には、既に霧龍が寒そうに肩を震わせ、両手をポケットに入れている姿が目に映る。
今の季節は２月下旬…
雪が徐々に溶け始めているが、寒さは変わらない。
私もコートの袖に手を引っ込めて霧龍の所に向かった。
「遅れてごめんね？」
「大丈夫だよ。寒いから早く車に乗ろ!!」
二人の吐息が真っ白で、おまけに霧龍の鼻は赤くなっていたので寒いのがひしひしと、伝わってくる。
私は霧龍に誘導され、霧龍の車に乗り込んだ。
車内は暖房つけたばかりなので、寒さは変わらない。
他愛のない会話を繰り返していると、話題が尽きたように長い沈黙が続いた。
気まずい…
こんな時どんな会話をしたら？
そんな事を考えていたら、霧龍が沈黙を破った。
しかも予想外の会話…
「姫音は、彼氏さんとどうなった？」
「えっ……………………？まぁ冷めてる。」
私はそんな質問がくるとは思いもしなかったので、言葉に詰まってしまった。
「そっか…戻る気はないの？」
「まだ分かんない…霧龍は？」
「俺は…実は元カノと戻ったから…」
えっ…？
今何て言った？
元カノと戻った？
霧龍は何を言ってるの？
驚きを隠せなく、目を丸くしている私をよそに話を続ける霧龍…
「姫音には、言わなきゃとは思ってたけど中々、言う機会がなくてな…俺は結局元カノが恋しかった情けない男だよ…ごめんなッ？隠してて…」
「き、霧龍は…謝らなくて…い、いんだよ…？霧龍の…幸せを、祝福…出来ない、私って…最低な人間…でしょ？…私こそ、ごめんね…？」
言ってる事がグチャグチャで何を言ってるのか自分でも分からない…
混乱していて、涙が流れ落ちるだけ…
「泣くなよ…？でも、会うのはこれで最後…俺からの１つのお願い聞いてくれないかッ？」
「う…ん」
私は聞きたくないが、返答はしてみる。
今の季節は２月下旬…
雪が徐々に溶け始めているが、寒さは変わらない。
私もコートの袖に手を引っ込めて霧龍の所に向かった。
「遅れてごめんね？」
「大丈夫だよ。寒いから早く車に乗ろ!!」
二人の吐息が真っ白で、おまけに霧龍の鼻は赤くなっていたので寒いのがひしひしと、伝わってくる。
私は霧龍に誘導され、霧龍の車に乗り込んだ。
車内は暖房つけたばかりなので、寒さは変わらない。
他愛のない会話を繰り返していると、話題が尽きたように長い沈黙が続いた。
気まずい…
こんな時どんな会話をしたら？
そんな事を考えていたら、霧龍が沈黙を破った。
しかも予想外の会話…
「姫音は、彼氏さんとどうなった？」
「えっ……………………？まぁ冷めてる。」
私はそんな質問がくるとは思いもしなかったので、言葉に詰まってしまった。
「そっか…戻る気はないの？」
「まだ分かんない…霧龍は？」
「俺は…実は元カノと戻ったから…」
えっ…？
今何て言った？
元カノと戻った？
霧龍は何を言ってるの？
驚きを隠せなく、目を丸くしている私をよそに話を続ける霧龍…
「姫音には、言わなきゃとは思ってたけど中々、言う機会がなくてな…俺は結局元カノが恋しかった情けない男だよ…ごめんなッ？隠してて…」
「き、霧龍は…謝らなくて…い、いんだよ…？霧龍の…幸せを、祝福…出来ない、私って…最低な人間…でしょ？…私こそ、ごめんね…？」
言ってる事がグチャグチャで何を言ってるのか自分でも分からない…
混乱していて、涙が流れ落ちるだけ…
「泣くなよ…？でも、会うのはこれで最後…俺からの１つのお願い聞いてくれないかッ？」
「う…ん」
私は聞きたくないが、返答はしてみる。
