蜜希の問題も解決したし、玲音とは上手くいってるし、私は最高に浮かれた気分だった。

家に着くと、すっかり暗くなっていた。
駅には母が車で迎えに来てくれていた。

うわぁ〜・・・。何か嫌な予感…

まさにそれが的中した。
車に乗り込むと、案の定母にこっぴどくお説教をくらった。

「最近調子に乗ってるんじゃない?何の為に西花学園に行かせたか、分かってるの?ろくに部活もしない帰宅部のくせに…なおかつ、バイトもしてないくせに遅くなるとはねぇ・・・!?心配掛けといて、謝罪の言葉は一つもないのかい・・・。男が出来てたるんだのかは知らないけどさぁ??母さんそんな娘に育てた覚えないよ?可愛い、可愛い愛娘だと思ってたのになぁ?・・・」

「・・・ごめんなさい。」
私はそっけなく返し、車内は嫌な雰囲気。

母は大きな溜め息をついていた。

私だって、それぐらい知ってる。
だって自分のやりたい事が見付からないんだもん…


家に着いても母とは口をきいていない状態が続いた…