戻って来ると、みんな心配な表情で私を見る。

「ごめんねぇ。弟だったぁ!もう8時過ぎてるから帰るね!?時間がヤバイのよぉ!!じゃっ♪お先失礼しまぁすっ♪」

私は笑顔で言うと、テーブルの上に小銭を置いて、鞄を持って、手を振った。

「そっかぁ!今日はありがとうねっ♪じゃあね!!また明日ぁ♪」


「俺、送ってくよ?」

玲音と私は二人に手を振ってカフェを後にした。