蜜希は優しく笑みをうがべて、頭を上げた。
私もつられて、頭を上げて深く頷いた。

「やっぱ私、蜜希がいないとダメだわ・・・。蜜希以外に友達、あんまいないし、つまんないよ!」

「ウチも同じ気持ちだった。でも、もうウチ、姫音に嫌われたかと思ってた。いつも、携帯鳴ってる時は、姫音かな?姫音かな?って期待してたんだ。でも、姫音が本当にメールくれて、嬉しかった・・・。泣いちゃった。それぐらい嬉しかったんだよ!?」


「蜜希・・・。私も同じ気持ちだった。全く同じだよ!でも、蜜希が夢愛と亜稀帆と、トイレ行ってた時、実は・・・聞いちゃったの!私の話になって、蜜希が私と仲直りしたいっ!って言ってくれて・・・安心したんだ。」

私達は、堪えていた涙を流しながら話した。


「でも、よかったぁ♪姫音とまた仲直り出来て!」


♪〜♪〜♪〜

蜜希の着信音が鳴り響いた。二人は笑顔で顔を見合わすと、蜜希がゆっくり携帯を開いた。

「誰、だった・・・?」

私は不安そうに聞いた。