屋上は最上階の5階に位置する。いつもはゆっくり行くけど、今日は階段をとばして猛ダッシュして、到着するともう既に玲音がいた。ハァ、ハァ、息が切れるわぁー・・・。

玲音は何か、悲しげに空を見上げていた。


「玲音ぉ?脱け出して来たぜっ!!」

ピースサインを玲音に見せ、笑ってみた。

「おぉ!椿姫に何て言った?ちなみに俺は仮病♪」

あどけない笑顔で玲音ったら言うから、可愛くて抱き締めたくなるしっ!!

「私も!私も仮病っ♪」

お互い同じ事をしていたので、何だかおかしくて吹き出してしまった。


「早速、本題っ!」

急に真剣な顔。
凛々しくてかっこいい。
胸キュンが止まんないよ…