あまり怒鳴らない來夢が、何かがプツンと切れたように、水を蜜希の頭にかけた。

「いい加減目覚ませよ?ばぁーかっっ!!!!」

そう言い捨てて、來夢はカフェを後にした。

「はぁ??何すんのよ?あいつ・・・。目覚ますのはあいつの方じゃん!!ウチ切れるわ・・・。」

蜜希もあんな事をやられ、言い捨てられ、冷静ではない。

ビショビショの髪をハンカチで拭いてカフェを後にした。