蜜希&來夢side
カフェでいつも通り他愛のない会話をしていた。
「來夢ぅ!!最近ウチに冷たくなぁい!?ウチは寂しいのっ!來夢が最近、同じクラスの藤樹院(とうじゅいん)さんと仲良いから心配だよぉ。」
甘えた声で言うのは蜜希の得意技。
まるでご主人様に構って貰えない子犬がクーン、クン泣くように…
「どこが冷たいんだよ?いつも一緒にいるじゃん!?俺はいつも蜜希の事考えてっけど?見えない!?愛夢(あむ)は勝手にあっちから話掛けてくんのー!!」
「へぇ〜!!來夢ってぇ、藤樹院さんの事名字とか、愛夢ちゃんでもなく、“愛夢”って読んでるんだぁ。」
怒り気味の蜜希をよそに、平静を装う來夢。
「わりぃのかよ?俺が名前で呼び捨てで呼んじゃあ!?蜜希だって他の男の事名前で呼び捨てで呼んでるだろ?」
「例えば誰よ?」
テーブルの上に思い切り手を叩きつけるように置き、その振動でコーヒーが震えている。
蜜希の怒りが誰にでも伝わってくるようだ。
「玲音君の事、玲音って呼んでるだろ?」
「そうよ!?同じ中学だったから当たり前よ?別、あんまり話してないんだし…」
カフェでいつも通り他愛のない会話をしていた。
「來夢ぅ!!最近ウチに冷たくなぁい!?ウチは寂しいのっ!來夢が最近、同じクラスの藤樹院(とうじゅいん)さんと仲良いから心配だよぉ。」
甘えた声で言うのは蜜希の得意技。
まるでご主人様に構って貰えない子犬がクーン、クン泣くように…
「どこが冷たいんだよ?いつも一緒にいるじゃん!?俺はいつも蜜希の事考えてっけど?見えない!?愛夢(あむ)は勝手にあっちから話掛けてくんのー!!」
「へぇ〜!!來夢ってぇ、藤樹院さんの事名字とか、愛夢ちゃんでもなく、“愛夢”って読んでるんだぁ。」
怒り気味の蜜希をよそに、平静を装う來夢。
「わりぃのかよ?俺が名前で呼び捨てで呼んじゃあ!?蜜希だって他の男の事名前で呼び捨てで呼んでるだろ?」
「例えば誰よ?」
テーブルの上に思い切り手を叩きつけるように置き、その振動でコーヒーが震えている。
蜜希の怒りが誰にでも伝わってくるようだ。
「玲音君の事、玲音って呼んでるだろ?」
「そうよ!?同じ中学だったから当たり前よ?別、あんまり話してないんだし…」