藍くんはやれやれといった表情でまた了解と呟いた。

正直こんな展開になるとは思わず少なからず、大丈夫なのか不安になってくる。

あまりに怒っててこんな展開になったけれど、
3ヶ月、彼の生活を縛ることになるのか。

まあ罰といってしまえばそれまでなのだけど。



「まだ何か不満があるの?桐ちゃん。僕、桐ちゃんのためなら出来ることならなんでもやるからね?」


ブシャッ


おっと、鼻血が溢れた。


いいえ、むしろ、嬉しいことのはずよ。
あの待ちに待った藍くんと、憧れの生活を3ヶ月送ることができるのだから。


感謝すべきは私なのかもしれないわ。


彼は彼なりに、負い目を感じてるからこそしてくれることだし。


ここは、飛び込んでも、いいわよね…?



「3ヶ月、よろしくね、藍くん」



すると藍くんは眩しい笑顔で一言。



「大好きな桐ちゃんとまた居れるの、嬉しいよ」



その笑顔は、その言葉が嘘なのだと感じさせない力があるのだと今さら気づいた。


だから私は、


8年間騙されたのかあぁああああ…