「ああもう…いるよ!悪いかよ」

「栄ちゃん口悪いですよ……」



思わず突っ込む。



「どんな彼女なのー?」

「ちょー可愛い子!お前らにはもったいねぇから見せないけど」

「「え〜」」



相手を知ってる私と先生は目を合わせて笑う。



「じゃあそろそろ他のクラスにも行かなきゃだから!
美術の授業まともに受けてくれなかった思い出しかねぇけど卒業おめでとさん。
じゃあな!頑張れよ」



全クラスの美術担当してるから他のクラスも回るのか…。


栄ちゃんも人気あるし大変そう。