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「みんな、卒業おめでとう。僕は君たちの担任でいれて1年間幸せでした!」

「なのっち泣かせんなよ…!」

「卒業やだよ〜…」



先生の一言でクラスメイトが涙を流した。


私も我慢しようとしていたけれど、耐えきれなかった。



私だって先生のクラスで良かったです。


きっとそれはクラスの全員が思っているだろう。



「これからそれぞれの道を歩んでいくけれど夢に向かって頑張るんだよ?
まだ夢を見つけてない人もきっと見つかるから…焦らず頑張ってね」

「なのっち〜!!!」



さっきまで鼻をすする音が聞こえるくらいだったけれど、もうみんな声を出して泣いた。


もうハンカチがびしょ濡れだ…。