「やめてください。」

「いいじゃん。減るもんじゃないし。」

あーたしかに。

痴漢とかでおしりさわられたりしたけど、減ってない。

ってちが~う。

減るとか減らないとか、そーいう問題じゃなーい。

「ちょっと静かにしてくれる。」

口に手を当てられそうになる。

こいうとき、どうすればいいの?

授業でやったけど、どうやってやるんだっけ…

そうか~。
1㍍の距離は、手が届く距離だから、先生が危ないって言ってたのか。

てか、おじさん遅くない?

あ!遅いからよければいっかー。

えっ!どうして。足が動かない。

やばい。
怖い。
先生。
これから授業ちゃんと受けるから助けてー。
っと願い、目をぎゅっと閉じた。