「いこう。」

え!!
私まだ返事してないよ~。

なんで勝手に決めるの?

じゃあ、なんで聞いたのよ~。

私の頭の中は、クエスチョンマークで一杯だった。

でも、ホテルを目の前に来ると、頭の中の混乱も消えて、一目散に手を振り払って逃げ出した。

訳もわからず、夢中で走った。