いつもと同じように幹部室で
たわいもない話をしていると下っ端が
駆け込んできたーーー
「総長!大変です!全国No.2の
毒牙が攻めて来ました!」
「……。分かった。梨花、お前は
総長室に隠れてろ。」
「う、ぅん。気をつけてね?」
「おぅ。行ってくる」
俺たちは梨花を総長室に残し、
喧嘩するために1階に降りた。
「毒牙行くぞぉ〜!俺らは負けねぇ!」
「金煌行くぞ!かかれ!」
どごっ!
パシっ!
バァン!
ボキッ!
「まだやるか?毒牙。」
「ふっ。今日は潰すために来たんじゃねーからな。姫を迎に来ただけだ。」
「「「「「はぁ?」」」」」
「遅いよぉ〜みんなぁ〜!」
総長室から出てきた梨花は俺たちの前を
通り過ぎると毒牙の総長と腕を組んだ
「「「「「は??梨花?」」」」」
「何?気安く名前なんか呼ばないで
くれる?それと!私毒牙の姫だからー!
毒牙のスパイだったの。じゃ!」
俺たちは何も言えなかったーーーー
その日から女は信じられなくなった
姫華はそんなことしないと
分かっていたはずなのに
ごめんな。姫華。
ー蓮side endー