雅さんとの出会いを忘れかけていた頃…


倉庫に恐忌(コウキ)が攻め込んできた。

鉄パイプや銃を使う汚い族
薬やレイプもする最低なところ。


ガッシャァァァァァァァァン



「みんな今すぐ準備しろっっ!」

大輔さんの声でみんな動き出した。



「奈々!隠し部屋に行ってろ。」



「でも隆弘は?」



「大丈夫だ。一応これでも皇龍の幹部
なんだぜ?心配すんなって!」



「う…ん。ちゃんと約束守ってよ?」


「当たり前だろ?約束は必ず守る。」




そう言って私の髪の毛をくしゃっと
撫でて幹部立ちの元へ向かっていった。




「皇龍ーー!負けるなぁ!!!」



大声で叫ぶとみんな振り向いて
笑ってくれた。



「奈々!愛してる!」



「私も隆弘を愛してるっっ!」



そう言って私は笑顔を隆弘に向け、
隠し部屋に向かった。