それから私達6人は
何かと一緒に遊ぶ事が多くなった。
2年に上がる頃には
香澄と隼人が付き合い出し
私達は、ますます2人きりにされることが多くなった
「余りものってやつですかね。」
『本当。そろそろお前も男の1人や2人作ったら?」
「涼太に言われたくない」
私も涼太も、中学では複数人と付き合ってきたが
高校に来て、まだ恋人は出来たことがない
『俺ら、いつも一緒に居るから
周りから付き合ってると思われてたりして」
「ありうるー。やめてほしー(笑)」
『あぁ??俺に対する侮辱か?』
そう言うと、涼太が私の髪をクシャクシャっとした
ーーーなんだろう、この感じ。
異性に触れられる感覚が久しぶりすぎて
不思議な感じがした。