結局付き合わない2人。


それにしても、なぜ皐月は気づかないのか…。


あんなにストーカー行為が炸裂してるのに…。


まさかそれを親切にとらえてるなんて…。


「気が合うのね…。」


2人のやり取りを見つめながら呟く。



「さ、皐月?オムライス一口頂戴?」


もじもじしながら言う如月。


乙女か!!


「え?いいよ?」


一応言っておくが今は昼休みではない。


「あ、ありがとう!!!」


それだけ言うと、如月はルンルン気分で席に着く。



「ねぇ皐月?」


「なに?雫。」


「オムライスのこと如月に言ったり…」


「ああ。してないよ?さすが翼だよね。匂いで分かるのかな?」


いやいや。それは違うでしょ。


「で?手作り?」


「そうなんだよー。翼の口に合うかな?」


あたふたし出した皐月を遠目で見て、如月に視線を向ける。


やっぱりヤツは幸せそうな顔をしてて、

キモイと思う反面焦れったい気もする。



やれやれと思いながら、私は2人を交互に見つめて苦笑した。





       おまけ?END