“好きだよ”


俺の頭の中でその言葉だけがこだましている。


す、好きって…。

友達として?


いや!それでも十分嬉しい!


本当に。むしろ死ねるくらい嬉しい。


そんなはず…なのに…。


「どうしたんだ俺…。」


閉められた教室のドアにもたれかかって座り、俺は上を向く。