‐時間:20:06 場所:学校内2階

「あれー?……ビーストー?……いないなー?」

レッドが俺を探している。ちなみに俺は既に2階のかなり奥にいる。

「ちぇー。敵もほとんど死んでるしー。……つまんねぇー。」

そこへ、ガトリングガンの音が響きわたる。

ドガガガガガガっ……!

「ははっ!全然当たってないよー?ヘタクソーww!」

レッドはからかう様に言った。そのガトリングガンを撃った男は、

「うるせぃっ!俺だって、こんな重装備ひっさしぶりで腕が訛っとるんや!腕ならしや腕ならしっ!!」

関西弁の大男が、ガトリングガンに負けないぐらい大きな声で言う。

「……ん?……どっかで見た気が……。あ。……お前さ、俺の事覚えてねぇの?」

「はぁ!?誰がお前みたいな残忍なやつ!知っとるかい!!」

「へー……。覚えて……ねぇんだな?じゃあ仕方ねぇや。」

そう言って、レッドはガトリングガン全ての銃口に小型ナイフを見事に刺した。

「なにぃっ!?」

ドカーン

ガトリングガンが爆発し大男は、近くの教室に転がり込んだ。レッドも追いかけるように教室へ入った。

「……本当に、覚えてねぇんだな。俺のこと。まぁー……5年くらい前の話だからなぁー。」

「何言うとんじゃ!お前みたいな殺人鬼知らんわっ!!」

大男は、レッドに襲いかかった。レッドは素早くよけ、

「……死ね。クソ教師。」

そう言い、大男の腹に小型ナイフを2本刺した。だが、

ピキッ……

「なっ……!?」

ナイフが刃こぼれした。大男は鼻でレッドのことを笑うと、彼を軽々と持ち上げ、教室の壁に投げた。

ドガッ……

「がっ……は……っ!!」

レッドは苦しそうに息をした。大男は、レッドの首根っこを掴んで持ち上げた。

「ぐっ……!……ぁ……。」

「クソ教師ぃ??はっ!クソもへったれもあるもんかぃ!」

ミシミシと手に力をかけていき、レッドを絞め殺そうとした。その時、

ガガガガッ……!

「どわっと!!……貴様ぁ……背後からとは……卑怯やろぉ!!!」

「チッ……防弾チョッキか……。」

リッサが大男に向かってライフルを撃った。撃った衝撃で、大男はレッドを床に落とした。

「ゲホッ……ケホッ……はぁっ……はぁ……。」

「……私のことも、忘れたの?先生。」

リッサが、不敵な笑みを浮かべ大男に言った。大男は知るかボケぇ!!と、リッサに殴りかかろうとする。その瞬間、レッドが大男の背後から小型ナイフを投げ、大男の首に命中させた。

「ぐがっ!!……あ……っ!」

ドサッ……

大男は苦しそうに首に刺さったナイフを抜いた。そして、抜いたナイフをリッサへ投げた。しかし、弱った大男の投げるナイフをリッサがよけられないはずが無い。簡単によけ、大男は悔しそうな顔をして床に倒れ込んだ。

「クソ……がっ……!」

リッサが大男のことを仰向けにし、その上にレッドが馬乗りになった。リッサは大男の顔にハンドガンを突きつけ、恐ろしい笑顔のまま言った。

「忘れてしまったのなら、仕方がありませんねぇ。思い出すまで、頑張ってください。」

にっこりと笑い、それを合図にレッドは防弾チョッキをナイフで切り刻んだ。

「なっ!何する気や!!よせっ!!」

まずレッドは、大男の腹に小型ナイフで1本の傷を付けた。

「ぎゃぁああぁあぁあぁぁっっ!!」

「あーあー。煩いなー。黙っとけよ。」

そう言って、大男の唇を閉じる様に十手を刺し、口を塞いだ。

「お楽しみは、まだこれからだよ?」

「んんんっ!!!んんんーーーっ!!!」

涙をボロボロ流しながら叫ぶ大男に、さらにナイフを入れていく。両腕に4本、両足に4本、両肩に2本と、どんどんナイフを刺していった。

「そろそろ終わりにしなさい。」

「はーいヘッドー。了解でーす。」

大男は、壮絶な痛みで痙攣している。レッドは、バイバイ、クソ教師。と言い、大男の心臓にもう1本の十手を刺した。大男は絶命した。

「ねぇねぇ。……血、舐めていい?」

手についた返り血を見てレッドが呟く。

「そんな穢れた血、やめなさい。」

「……ちぇー。」

スタスタとリッサは教室から出ていった。レッドは、大男に刺した様々な武器を回収し、こう呟く。

「……じゃあね。クソ教師♪」



・プロフィール profile・

名前・西川 紀奈 nishikawa kina
出身・日本 東京
年齢・23歳
身長・168.7cm
生年月日・11/19
血液型・A型
性別・女

特徴・黒髪 ショート
・ゲームクリエイター
・特殊部隊 諜報部
・コードネーム SILENT
・部隊に入ったのは楽しそうだから
・九条、レッドと知り合い
・九条からはにっしーと呼ばれる
・みんなのお姉さん
・戦闘=仕事、ゲーム

装備・髪はおろしている
・首にヘッドホン
・部隊指定の白いシャツ(ボタン1つ開け)
・茶色のベスト
・ 膝丈の黒のスカート
・黒のショートブーツ

使用武器・腰:スタンガン

最後に悪についてのコメント

『……悪い人って、私達のことじゃない?ある意味、私達と同じような人がこの世から居なくなればいいと思う。けど、居ても居なくても結局のところは同じなんじゃないかな?』