「しの〜!!連れた来たよ〜!!」
「きーさん!無事!?」
「九条さんっ!大丈夫ですかっ!?」
宮本、リッサ、みかちゃんは部屋に入ってくるなり、俺らを見て固まった。
「あ、みや。」
レッドが呟く。
「あ……邪魔なら……俺ら出ていくから……悪かったね……。」
宮本が気まずそうに部屋から出ていこうとする。
「待て待て待て待てぇいっ!!何それ!?なんでお前そうゆう解釈するんだよっ!!別にそうゆうんじゃねぇよ!!こいつに聞きてぇことがあっただけでっ……。」
誤解を解く為に必死になる俺に対して、
「いや〜だってさ〜。なんだかいい雰囲気に見えてね〜。お邪魔したかな〜と思ってね♡」
「……きーさん……そっち系だったんだ……。まぁ……別にいいけどさ。」
「わっ……私っ……何も見てないですっ……!」
2人は気まずそうに言う。宮本は、なんだか嬉しそうだった。
「だから違ぇって言───っ……ぐっ……!」
自分が傷だらけなことを忘れていた俺は、肩の痛みにうめいた。
「九条さんっ!……大丈夫ですか……?」
みかちゃんが心配して駆け寄ってきた。
「……痛っ……この野郎っ……!……後で……話は聞かせてもらうからなっ……!!」
「九条さんっ!動いちゃダメですよっ!絶対安静ですっ!寝ててくださいっ!」
みかちゃんに少しキツめの口調で注意される。
「あ……ごめん……。」
そう言うと俺は、再びベッドへ横たわった。
「へへ〜ん、怒られてやんの〜ww。」
レッドが馬鹿にするように言った。
「レッドさんも降りてくださいっ!」
「あ……さーせん……。」
レッドも怒られた。ベッドから降り、リッサから軽くチョップをくらう。
「ふっ……ザマァ……。」
俺は小さい声でそう呟いた。
「……無事で良かった。どうやら元気そうね。」
リッサが呆れた顔で言う。リッサは、珍しくラフな格好で、両手に包帯を巻いているのが見えた。
「リッサも、色々お疲れさん。」
「全くよ。誰のおかげで疲れたと思ってんの?じゃあ私は部屋に戻って休んでいるわ。」
そう言うと、リッサは自分の病室へと帰っていった。
「まぁ……あの戦場で俺は全く何もせず、敵の麻酔をくらって帰ってきたんだけどね……。」
しょんぼりした顔で宮本が言う。
「……そんなことねぇよ。俺を支えてくれてありがとうな。」
「九条君っ……!……君ってやつは……!」
ガバッ……!
宮本は感極まって俺に抱きつこうとするが、
「ダメですっ!」
みかちゃんが俺の前に立ちはだかり、宮本が抱きついてくるのを止めた。というか、宮本に俺の代わりに抱きつかれた。
「みっ……みかちゃっ!?あの……ごめん!……そんなつもりじゃ……///」
勢い良くみかちゃんから離れ、宮本は彼女に謝った。
「あっれ〜?……みや〜?もしかして、女の子初めて〜?」
「ほほぅ?それはそれは……。」
俺とレッドはニヤニヤしながら宮本を見た。
「宮本ぉ〜……男は平気のクセに女はダメなんだなぁ〜。」
「うっ……うるさいなっ!誰でも苦手なもんはあるでしょっ!それが、たまたま……女の子だっただけでっ……。」
真っ赤な顔をして言い訳をする宮本の姿は、とても面白かった。目が泳いでいて、耳まで真っ赤にして、ひたすらずり落ちるメガネを直している。
「はいは〜い。分かりましたってのー。とりまみかちゃん、大丈夫ー?」
「っ……大丈夫です……次やったら……去勢してやる……。」
ボソッとみかちゃんが恐ろしい事を言う。それを耳にしたのは俺と宮本だけだった。そして、宮本はそそくさと俺たちの部屋から出ていった。
「きーさん!無事!?」
「九条さんっ!大丈夫ですかっ!?」
宮本、リッサ、みかちゃんは部屋に入ってくるなり、俺らを見て固まった。
「あ、みや。」
レッドが呟く。
「あ……邪魔なら……俺ら出ていくから……悪かったね……。」
宮本が気まずそうに部屋から出ていこうとする。
「待て待て待て待てぇいっ!!何それ!?なんでお前そうゆう解釈するんだよっ!!別にそうゆうんじゃねぇよ!!こいつに聞きてぇことがあっただけでっ……。」
誤解を解く為に必死になる俺に対して、
「いや〜だってさ〜。なんだかいい雰囲気に見えてね〜。お邪魔したかな〜と思ってね♡」
「……きーさん……そっち系だったんだ……。まぁ……別にいいけどさ。」
「わっ……私っ……何も見てないですっ……!」
2人は気まずそうに言う。宮本は、なんだか嬉しそうだった。
「だから違ぇって言───っ……ぐっ……!」
自分が傷だらけなことを忘れていた俺は、肩の痛みにうめいた。
「九条さんっ!……大丈夫ですか……?」
みかちゃんが心配して駆け寄ってきた。
「……痛っ……この野郎っ……!……後で……話は聞かせてもらうからなっ……!!」
「九条さんっ!動いちゃダメですよっ!絶対安静ですっ!寝ててくださいっ!」
みかちゃんに少しキツめの口調で注意される。
「あ……ごめん……。」
そう言うと俺は、再びベッドへ横たわった。
「へへ〜ん、怒られてやんの〜ww。」
レッドが馬鹿にするように言った。
「レッドさんも降りてくださいっ!」
「あ……さーせん……。」
レッドも怒られた。ベッドから降り、リッサから軽くチョップをくらう。
「ふっ……ザマァ……。」
俺は小さい声でそう呟いた。
「……無事で良かった。どうやら元気そうね。」
リッサが呆れた顔で言う。リッサは、珍しくラフな格好で、両手に包帯を巻いているのが見えた。
「リッサも、色々お疲れさん。」
「全くよ。誰のおかげで疲れたと思ってんの?じゃあ私は部屋に戻って休んでいるわ。」
そう言うと、リッサは自分の病室へと帰っていった。
「まぁ……あの戦場で俺は全く何もせず、敵の麻酔をくらって帰ってきたんだけどね……。」
しょんぼりした顔で宮本が言う。
「……そんなことねぇよ。俺を支えてくれてありがとうな。」
「九条君っ……!……君ってやつは……!」
ガバッ……!
宮本は感極まって俺に抱きつこうとするが、
「ダメですっ!」
みかちゃんが俺の前に立ちはだかり、宮本が抱きついてくるのを止めた。というか、宮本に俺の代わりに抱きつかれた。
「みっ……みかちゃっ!?あの……ごめん!……そんなつもりじゃ……///」
勢い良くみかちゃんから離れ、宮本は彼女に謝った。
「あっれ〜?……みや〜?もしかして、女の子初めて〜?」
「ほほぅ?それはそれは……。」
俺とレッドはニヤニヤしながら宮本を見た。
「宮本ぉ〜……男は平気のクセに女はダメなんだなぁ〜。」
「うっ……うるさいなっ!誰でも苦手なもんはあるでしょっ!それが、たまたま……女の子だっただけでっ……。」
真っ赤な顔をして言い訳をする宮本の姿は、とても面白かった。目が泳いでいて、耳まで真っ赤にして、ひたすらずり落ちるメガネを直している。
「はいは〜い。分かりましたってのー。とりまみかちゃん、大丈夫ー?」
「っ……大丈夫です……次やったら……去勢してやる……。」
ボソッとみかちゃんが恐ろしい事を言う。それを耳にしたのは俺と宮本だけだった。そして、宮本はそそくさと俺たちの部屋から出ていった。