長い授業も終わり、放課後になった。

「結愛!早く行こう!」
「はいはい!そんな急がなくてもいいじゃん〜」
「早く晃汰の笑顔が見たいんだからいいでしょ!」
そう言う紗奈の顔はほんのり赤くて乙女になっている。

かわいいなぁ
ま、本人には言ってやんないけど〜

クスッ
「なに笑ってんのよ!」
「なんでもない〜ほら!行くよ!」

私はカバンをとって走り出す

「ちょっと!待ってよ!」
小学生のように私達は走った