「少し散歩しようかな」

普段は視界に入らない空き教室や会議室
意外と知らなかった教室がたくさんあった

ふと、廊下の一番端の教室に目が止まった

「誰かいる」

扉の隙間から制服を着た人が横になっているのが見えた

「こんなところで何してるんだろ」

恐る恐る扉を開ける

ガラガラガラッ

気づかれないようあまり足音を立てずに近づいた

そして顔を覗きこむ

顔は隠れていて誰だかわからない

綺麗な茶髪の髪の毛

微かに見える肌は綺麗で

先輩かな?

そう思いそっと教室を出ようとした