「はー!!今日も一日が終わったー!」

ベッドに横たわっている

忘れられないあの匂い

「懐かしかったなぁ」

久しぶりに翔くんに会ったような
そんな感じがした

「早く会いたいよ、もう10年立ったよ?」
こそっと心の中で翔くんに語りかける

「やっぱり翔くんはもうあたしのことなんて忘れちゃったかな」

そう思うと虚しくなってきた

「もう寝よ」

虚しい思いを忘れるかのように
眠りについた