「なんだ光矢?お前の権力だとしても部停か廃部は間のがれないぞ」



「廃部!?」


彰が飛びだすように言う。
皆もざわめつく。



「…………あのっ」


「光矢…、いいよありがとな」



そう言う先輩に
胸が引き締まる。


会って間もないのに
ウザったい先輩なのに


………!

なくしたくない!




「これはっ!!!」



周りが注目するなか
私が言い出したのは…



「私の入部祝いですっ」



「「「「「「えっ?!」」」」」」



「なに?」


誰もが驚いた。