「一回戦目はーっ・・・今どれだけお金を持っているか!」



エッーーーッッッ?!
って競技なの??!!これ!


しかもそんな持ってる訳・・・



「ヤッベ俺、今5万だわ」

「私2万ですわ」



持ってんのかよ!!
さすが金持ちだわ!
しかも万単位!

庶民じゃあ有り得ないわ!!!



「おーっと!トップは久藤選手!100万です!」



なんで札束っ?!
持ってる意味だよ!!!!!


なんなのこの人達・・・!



「やっぱりな☆そうくると思ったのだ!ワハハハーっ」



ホントかよ!
誰かが―…

あっでも、
これが久藤先輩の実力なのかも!




「さっすが王子~!やるやんけ」



生徒席からホスト部の声が
微かに聞こえる。



「生き残りは~!ホスト部・バスケ部・サッカー部・遊楽部・羽子板部・茶道部・野球部・映画部です!」



アナウンスとともに湧き出た気持ち…!


羽子板っていつの時代だよ!
普通ないわ!そんな部活!




「1位だ~すごー」


「フッ……当然だろう」


「・・・椿・・・まさか」



「さすがツッキー!とことんやるよねぇ*」



「どーゆー事や?」


「札束をポケットに入ってて気づかない“馬鹿”はいないでしょう」


ニコっと微笑む顔に
みんながひいているのは
気のせいだろーか、