「あっ‥言ったことなら気にしなくて良いよ!?
 
芽夢があまり話したくないなら、話さなくても良いし‥!」
 
 
 
「いえ‥‥魅夜さんになら、話しても構いません。」
 
 
そう芽夢が言ってくれて、あたしは嬉しかった。
 
 
 
「私のせいなんです‥‥。
 
龍君があんなに過保護というか‥
私に気をつかってくれるのは‥‥。」
 
 
 
「‥どういうこと?」
 
あたしは聞いてみた。
 
 
「龍君と私は同じ学校に通っていたんです。
 
 
龍君はクラスの中心にいて、いつも笑顔で人気者でした。
 
そんな龍君とは対照的に、私は目立たずひっそりとしていて、仲の良い友達も一人しか居ませんでした。」
 
 
あたしに似てる。
 
あたしに至っては友達なんか居なかったけど‥‥。