あたしがうつ向いていると、龍が戻ってきた。
 
 
 
「それで、分かったのか?」
 
 
「あぁ、なんかあの娘たちが、カフェまで連れてってくれるってよ。」
 
 
 
あたしは、目の前が真っ暗になった気がした。
 
そして、手足が震えてきた。
 
 
 
‥会ったらあたしだって絶対に気づかれる。
 
また馬鹿にされて、笑われる‥。
 
 
せっかく仲間もできて、過去を忘れることが出来そうだったのに。
 
 
 
 
「‥‥‥嫌‥。」
 
 
「おい、お前‥なんか震えてるぞ。
 
どうかしたか?」
 
「魅夜さん、具合でも悪いんですか?」
 
 
 
「‥‥嫌ぁぁ!!」
 
 
あたしはその場にしゃがみこんだ。