「今日は天気が良いですね。」
 
 
その芽夢の言葉を聞いたあたしたちは、みんなで空を見上げる。
 
 
 
‥‥本当だ。
 
すごく綺麗。
 
 
空は青く透き通っていて、雲一つなかった。
 
 
「‥‥ねぇ、ところでカフェってどこにあるの?」
 
 
その一言で、全員の視線が流雨に注がれる。
 
 
「‥流雨、お前分からねぇのか?」
 
龍が眉間にしわを寄せる。
 
 
「もちろん、分からないわよ。」
 
 
少しおどけて流雨が言う。
 
 
「あぁ、そっか。
じゃあ仕方ねぇな‥‥。
 
‥って、全然仕方なくねぇ!
 
あの紙はどうした!?
 
 
普通書いてあるだろ!」
 
 
即座に氷夜のツッコミがはいる。