「なーにが、読書よ。
 
読書って‥読んでるの漫画じゃない!」
 
 
「流雨、何するんだよ!
本返せ!
 
てか漫画でも読書には変わりないだろ!」
 
 
氷夜は、流雨から本を取り返そうと必死だった。
 
 
「ぶつぶつうるさいからモテなくて、彼女の一人や二人も出来ないのよ。

 
さっ、早く行きましょ。」
 
 
「てめぇ‥人の傷えぐりやがって!
 
彼女なんて必要ねぇんだよ!!」
 
 
そんな氷夜を無視して、あたしたちはドアを開けた。
 
 
「お前ら!
無視してるんじゃねぇ!!」
 
氷夜は、あたしたちの方に歩きながら言った。
 
 
「‥氷夜、醜いぞ。」
 
 
氷夜の肩に手をおき、龍が呟く。
 
 
「うるせぇ!!」
 
 
 
そんなこんなで、あたしたちは全員でカフェへと向かった。