「そうだ!魅夜、俺のジュース全部買ってきたか!?」
 
 
嬉しそうな声で龍が言った。
 
 
「‥やっぱり、この大量のジュースは龍のだったんだ。」
 
 
「だって水分は多めに補給しないとねぇだろ?」
 
 
無邪気な笑顔で龍は言った。
 
 
「‥‥だからって‥
オレンジジュース・グレープジュース・リンゴジュース・レモンジュース・ソーダ
 
こんなに必要ないでしょ!!
 
あたしがどれだけ重かったと思ってるのよ!!」
 
 
あたしはジュースが入った買い物袋を、龍の目の前につきつけた。
 
 
「別にそれくらいの重さ、魅夜なら大丈夫だろ?」
 
 
子供の様に龍は笑う。
 
 
「どういう意味!?」
 
あたしは眉間にしわを寄せた。
 
 
「そういう意味だよ!」
 
 
 
「龍!!」