「じゃ、そういうことで!
 
準備ができしだい行きましょ。」
 
 
「うん、わかった。」
 
「はい。」
 
 
 
それより、どこに行くんだろ。
 
大体予想はつくけど‥。
 
 
 
 
 
―十分後―
 
 
 
「行ってくるわ。
留守番頼んだわよ。」
 
 
「じゃあ行ってくるね、氷夜。」
 
「あぁ。き‥気を付けてけよ。」
 
 
「遅くなっても心配しないで下さい。」
 
「おぅ、楽しんでこいよ。」
 
 
 
バタンッ!
 
 
流雨がいきなり、勢いよくドアを閉めた。
 
 
「どうしたんですか‥!?」
 
「びっくりしたー。
どうしたの、いきなり。」 
 
 
流雨の行動の意味がわからず、あたしたちは聞く。