「え‥‥?」
 
 
 
今何て言ったの?
 
 
あたしの聞き間違い‥なんかじゃないよね?
 
 
嘘。
 
夢なんかじゃないよね?
 
 
 
「‥本当に?」
 
 
あたしの胸は嬉しさと驚きが入り混じっていた。
 
 
 
「あぁ、本当だ。」
 
 
 
その言葉を聞いて、自然と涙が溢れた。
 
 
 
「‥俺、こんなんだけどさ‥‥
それでもこの気持ちだけは変わらねぇ。
 
 
魅夜が好きだ。」
 
 
 
それは、一番あたしが言いたくて、聞きたかった言葉。
 
けど素直になれなくて。
 
 
でも氷夜は言ってくれた。
 
 
 
「あたしも‥氷夜が好き。」
 
 
 
ありがとう。
 
氷夜。