成り行きで二人で出てきたのは良いけど‥
 
「これからどうするの?」
 
 
「知らねぇ。」
 
 
知らねぇ‥って。
 
他人事みたいに‥!
 
 
 
「んー‥、じゃあ公園に行かない?」
 
あたしはそう話を切り出した。
 
 
「公園?」
 
「喉も渇いたし、少し座りたいしさ。」
 
 
 
ということで、今あたしたちは公園に来ている。
 
 
「‥‥‥‥。」
 
 
氷夜は無言のままベンチに座った。
 
 
「あたし飲み物でも買ってくるね。
氷夜も何か飲む?」
 
 
「あ、あぁ。俺は別に何でも良い。」
 
 
‥‥‥‥?
何か、いつもと違う。
 
「わかった。」
 
 
 
そう返事をして、あたしは販売機を探しに行った。