「じゃあ‥、一番と四番は二人で一日デート!」
 
 
‥‥‥‥。
 
「え!?」
「あ!?」
 
 
声を上げたのは、あたしと‥氷夜。
 
 
 
「あれ、もしかして魅夜と氷夜?
出来れば芽夢と龍に行ってもらいたかったわねー。」
 
 
そう言っている割りには‥
 
「何か嬉しそうなんだけど、流雨。」
 
 
流雨の表情は、いつになくにやにやしている。
 
 
 
「お前、まさか何か細工したんじゃねぇんだろうな。」
 
 
氷夜は流雨を疑っている様だった。
 
 
「‥人聞きが悪いわね、細工仕様が無いわよ。」
 
 
‥‥確かに。
 
 
 
「てことで、デートに行ってらっしゃい!」
 
 
‥デートって‥‥!
 
「普通そういうのって、最後くらいにやるんじゃないの!?」
 
 
「だってそんな何回もやってたら、二人のデート時間が‥。」
 
 
何かそれってまるで、あたしたちが当たるのがわかってた様な言い方‥。