私は、メールに添付されていた写メを開いた。


そして私は、自分の携帯電話に映し出された画像を見て息が止まった。


私の携帯電話に映し出された画像は、顔を原型を留めないほどに切り刻まれた女の死体。


茶髪のショートカットに血で赤く染まった白いレインコートを着ているこの女を、私はよく知っていた。


いったい、どこでこの写真を……。


私は、自分の顔からサッと血の気が引いていくのがわかった。


この顔のない女の死体は、間違いなくあの立川早苗だ。


十五年前に私が犯した罪が、長い時間を経て、再び私の目の前に映し出されている。


私は思わず、携帯電話を投げ捨て、ソファーから立ち上がった。