私はそのメールを読んだ後、携帯電話をポトリと机の上に落とした。


私の目は焦点が合わないまま、ぼんやりと白い壁を見つめ、私の疲れきった体からは、立ち上がる気力がわかず、私はソファーに座り込んだまま、動かなかった。


近くにあったはずの幸せが、私からどんどん離れて行って、もう二度と私の元には戻って来ない。


私はそんな気がして、もう何もしたくなかった。