もう悪夢は過ぎ去り、彼女たちは命を失い、私は自分の欲しかったものを手に入れた。


ただそれだけのこと。


だから私は幸せで、今を生きている。


でもなぜ私は、同じ悪夢ばかりを繰り返し繰り返し見てしまうのだろう。


罪悪感?


いえ、私にはそんな感情が微塵もない。


だったら私の悪夢の延長線上に、私の今の幸せに影を落とす何かが起きようとしているのかしら?


私は、母が私に言った言葉が気がかりだった。


「今日、あなたのお友達がお見舞いに来てくれたの」